2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧
※2010年にオフィシャルサイトに掲載したコラムです。 何度か触れたように、相続人の一人が、遺産である預金を相続開始前後引き出していた、解約していたなどということがままあります。 バリエーションとしては、被相続人が取得すべき賃料(被相続人の所有す…
[相続税・贈与税]相続税では5000万円+1000万円×法定相続人数が基礎控除額ですので、これを超える遺産があるときには、相続税の申告納付が必要です。 相続税の申告納付は、被相続人の死亡から10ヶ月以内に行います。注意を要するのは、10ヶ月以内に納付も必…
[法定相続] 被告が、被相続人の預金を取り崩したが、引き出しを依頼され、それをあなたに(またはその家族に)あげると言われたのでもらったと抗弁したとき。 この抗弁の時、使い道を説明する抗弁に比して、もらったものだから返さない、と言うのですから、…
[法定相続]遺産の使い込みに対して、地裁で返還請求して、被告が、被相続人に頼まれて引き出した、包括的委任契約があった、などという抗弁を出したとき。 被告としては、頼まれたいきさつと、使い道の説明をします。 使い道は、それ自体合理性のあるものか…
[法定相続] [遺言相続] 相続開始前後、遺産である預貯金を取り崩している人があるときがあります。このような場合は、遺産分割調停を申し立てて返還を求めるのでなく、地裁へ返還請求訴訟を起こします。 こういった訴えに対しては、被告は、多くは、 A被相…
[法定相続]相続開始前後に遺産である預貯金を、事実上管理している(推定)法定相続人が勝手に引き出し利得しているケースはよくあります。このコラムでも何度も書いていますが、類型的事象とも言えます。こういったケースでは、ほかの相続人はその返還を求…
[法定相続]遺産分割調停を申し立てるとき、申立書を裁判所に提出しますが、この中に、当事者目録というのがあって、申立人(調停を申し立てる人)と相手方(申立人以外の法定相続人や包括受遺者)の住所や氏名を書く欄があります(これによって、家裁は、相…
[法定相続]ある法定相続人が、相続開始前後に遺産である預金等を取り崩して自分のものにしてしまっているという事例。 遺産分割は、今現にある遺産を分ける手続きなので、ほかの相続人は使い込んだ相続人に対し、それらを返せという請求権を持っているという…
[法定相続]遺産分割協議で不動産の価値について合意できたとき、その数値を基礎として、遺産分けの計算を行い、結果不動産を得たとします。 その価値があるのだから、公平と言えるのですが、特にその不動産自体をほしいと思っていて、不動産の個性に執着があ…
[法定相続]遺産分割協議は、様式行為でないので、協議書は協議が整う法的要件ではありません。 しかし、実際には、協議書がないと協議したと主張しても、その証拠がありません。よって、協議が整ったとは認定されないことになります。 また、遺産分割協議書…
[法定相続]被相続人と生前近しい法定相続人がいて、その者は、よく遺産の内容を分かっているのに、一方の法定相続人にはそれが分からないということがあります。 手を尽くして金融機関をローラー作戦で当たったり、市区町村に依頼して不動産の名寄せを取った…
[法定相続]相続開始前後に、一人の相続人が遺産である預金を勝手に解約したり、勝手に引き出したりすることはよくあります。 このときには、不当利得返還請求ないし不法行為による損害賠償請求が可能で、それは地裁の争訟事項なので、遺産分割調停で解決する…
[法定相続]被相続人の預金等をおろして、相続人の一人が現金として保管していたとき、これは遺産分割の必要な遺産になるでしょうか。 現金は個性のないもので、民法上物権(所有権)の対象になりません。これを持っている者は事実上もっているのみで、ほかの…
[法定相続]困った事態に、遺産分割調停を申し立てたがいいけど、相手方が来てくれないというときです。 前に「相続コラム:相続人が多数多地方に及んでいるとき」で、家裁調査官が出頭を促してくれるとか、受諾和解の方法があるとか、審判で決まることもある…
[法定相続]被相続人には預貯金がたくさんあるはずだが、被相続人の財産を管理していた一人の相続人が預金のありかを教えてくれない。 こうした場合、金融機関名と支店が分れば、相続人であれば調べられますよ、と説明していました。 実際調べてみると、被相…
[法定相続] [遺言相続] 被相続人が身寄りのない人について、亡くなって役所が相続人を探索したら、異父兄弟が見つかったというような事案があります。 異父兄弟同士、ほかに兄弟がいるなど思いも寄らなかったということがあります。この異父兄弟も兄弟である…
[法定相続] 遺産分割調停申立書には、被相続人を特定して書かないといけません。 父が先に死亡し、後に母が死亡して、たとえば、父の財産であった不動産の分割が済んでいないとき、父の不動産は母1/2、子どもたちが1/2をその数で分けるという形になっていま…
■相続QAシリーズ Q:勝手に被相続人の財産を使い込んでいる者がいるとき、不法行為や不当利得として返還を求められますか。 A: 相続開始前後、被相続人の預金などを勝手におろして使っている(推定)法定相続人がいることは、類型的事象といっていいほど…
相続問題は、一度問題が生じると前に進みません。それどころか、相続人同士でやりとりしているうちに問題が複雑化し余計解決困難になってしまうことが多く見られます。問題が生じたら、お早めにご相談ください。 きっとあなたに合った解決方法があります。